あなたを襲ってくる疲労の種類

※再掲載記事


あなたがもし、疲労に襲われていたとしてその原因にはたどり着けているだろうか?
物事には全てに理由がありますし、そうなるまでの過程があります

我慢ならないほどの苦しみや倦怠感、虚脱感・・・そこまでにいたった疲れの根元たる原因は1つではありません
どうしようもないほどの疲労の終わりを望むなら、まずその始まりについて知らなければなりません

その疲れには理由がある

「疲労」と呼ばれるものには実は多岐にわたる種類があり、大きく分けるだけでも5種類の疲労原因に分かれます

・脳性疲労
・肉体疲労
・精神疲労
・内臓疲労
・病性疲労

このように疲労もそれぞれの”出どころ”が大きく違います
“出どころ”が違うということは”対処法”も変わるということです

例えば好きな人にプレゼントを渡すとして、その相手は「サプライズが好き」という、とびきりの情報を手にいれたのにあなたは特に何もしないで”普通”にプレゼントを渡しますか?
相手の心を揺り動かすサプライズを計画して渡したほうが圧倒的に”好感触”を得られる”対処法”になるはずなのに?

このように、それぞれの疲れの原因に適した対応で改善していかなければ疲労はなかなか好転はしません
問題に合わせて対処法の切り口も変えていくのが近道になるでしょう

いずれも”全身の倦怠感”や”身体的能力の低下”に襲われがちですが、それぞれには全て典型ともいえる症状も存在するので、まずは「自分が抱える疲労は何なのか?」を理解しましょう
各疲労についてはいずれ1つ1つ掘り下げるとして、
まずは強敵である疲れの正体を見極めるために種類別で疲労を解説していきます

司令塔の消耗『脳性疲労』

疲労の原因となる理由のほとんどがこの「脳性疲労」かもしれない
読んで字のごとくあなたの”脳”が疲弊することで起こる全身の疲労症状です
前述したように疲れは全て神経に通じます
その神経がもっとも集合している場所である”脳”は尋常ではないほどの被害者となっています

他に挙げた「肉体」や「精神」などにある疲労の終着点はやはりこの「脳」になります
頭をひねりだして考える”想像力”や”知略”
神経をすり減らすような”集中力”や”緊張感”
これら全てに脳のスタミナは絞られていきます

あなたの生命エネルギーを実に25%も消費するこの脳細胞はひときわ疲労の影響にさらされているということです
『脳性疲労』の特徴的な症状としては以下が挙げられます
・集中力や注意力の低下
・判断力や決断力の低下
・理解力や思考力の低下
・記憶力や想像力の低下
・空間把握力や身体操作性の低下
・表現力やコミュニケーション能力の低下

『脳性疲労』かどうかの診断材料としては
1つの考えや作業に集中できなくなっている
何かを考えるのが面倒で大雑把になっている
もの忘れが激しくなってきたり物事を思い出せない
作業効率が落ちてきてケアレスミスを多発する
いつも出来てることができなかったり、思った通りに動けなくなっている
指先がうまく動かず、スマホのボタンをよく押し間違える
たまに自分がいま何を話しているかわからなくなる
頭を使う仕事やイベントが多い
昼夜逆転の生活をしている
これらに心当たりがあるなら、あなたの脳はお疲れなのかもしれません

フィジカルを蝕む『肉体疲労』

一般的な疲労のイメージであるこの疲労パターン
フィジカルを酷使することにより筋肉や関節が劣化したり、筋肉中に老廃物が溜まってしまい「筋疲労」や「関節炎」などに陥ってしまう
全身に起きればそれは”全身疲労”となってあなたに襲ってくるでしょう

筋肉は”細長い筋繊維”の集まりです
そのため自分のもつ筋力を過度に超える動きをしたとき、筋繊維は細かく傷つき”筋肉痛”や”炎症”を引き起こし「動くのも辛い」といった症状をうみます

さらに筋肉は疲労すると筋繊維が”縮んでいく”という事態がおきます
すると姿勢やボディバランスが崩れていき、身体に慢性的な負荷がかかることとなり疲労が増幅することになります
そして始末の悪いことに筋肉は「血流を促す働き」も持つために”凝り固まった”状態でいると血行が悪化して、疲労は加速していき抜け出せないループに入ります

運動不足のあなたにはやり過ぎのオーバーワークや、
スポーツユーザーのあなたが試合や大会でキャパオーバーする動きを発揮したり、
連日の体力仕事に励むあなたが身体ストレスを慢性的にかけ続けることで引き起こされます

『肉体疲労』の特徴的な症状としては以下が挙げられます
・柔軟性や可動域の低下
・瞬発力や俊敏性の低下
・ボディコントロール(身体操作性)の低下
・筋力やスタミナの低下
・各部に疼痛症状がある

『肉体疲労』かどうかの診断材料としては
体が思った方向に伸びない、筋肉がつっ張る
各部に筋肉痛がでている
いつもより素早く反応ができない
自分の思った通りに体が動かせない
力がうまく入らない
すぐに体力が尽きる
最近オーバーワーク気味になっている
運動不足で姿勢が悪い
これらに心当たりがあるあなたの肉体は悲鳴をあげてるかもしれません

心を病ませる『精神疲労』

いままで何かに悩んだことのない人間はいないでしょう
思春期の青い悩みから、職場の人間関係にあるドス黒い悩みまで、すべての環境が引き起こす精神的なストレス
思い悩み過ぎることは、あなたの精神力を消耗させ”疲労”へとつながっていくのです

緊張・不安・不満・後悔・焦燥・嫉妬・トラウマなどすべてがあなたの心にストレスを与えます
精神も酷使することで、まるで筋繊維のように”摩耗”していくのです

その積み重ねはやがて”自律神経”を弱めて、全身の倦怠感を始め、あらゆる不調へとつながっていきます
必要な”レジリエンス(精神的回復力)”を獲得しなければ改善はむずかしいでしょう

『精神疲労』の特徴的な症状としては以下が挙げられます
・やる気や向上心の低下
・虚脱感や無気力になる
・睡眠の質が低下、不眠
・自己嫌悪や人間不信に陥る
・不安感や焦燥感に苛まれる
・攻撃的な性格になる

『精神疲労』かどうかの診断材料としては
何事にも前向きな考えや行動ができない
閉鎖的な思考になり鬱気味になっている
眠れない、または眠り過ぎてしまう
朝起きたときすでに倦怠感が大きい
何をしても気が紛れず、爽快感がない
ネガティブな性格をしている
人間関係や自分の将来や過去に悩んでいる
訳もなく無性にイライラしている
常に胸の奥がザワつくような感覚に襲われる
これらに心当たりがあるあなたの精神は不安定になっているかもしれません

体内から脅かす『内臓疲労』

あなたを活動させるエネルギーを産み出すのは内臓です
血液やホルモンを産出して、消化や排出も担当する各臓器は常に疲労の危険にさらされています

それにも関わらず、
“栄養を正しく吸収する”ための「胃腸」を暴飲暴食でダメージを与えたり、
“解毒”をうけもつ「肝臓」に”ヤケ酒”で攻撃を仕掛けたり、
“血糖を調整”する「副腎」を”糖分の過剰摂取”や、”喫煙”により追い込んだりすることは自殺行為になります

「内臓疲労」を起こすことは疲れを感じさせるだけでなく、あなたの身体を保つための”生命維持装置”を破壊する行為になるでしょう

『内臓疲労』の特徴的な症状としては以下が挙げられます
・消化機能の低下
・解毒作用の減退
・下痢、便秘
・肌荒れ、口唇の周りの吹き出物
・むくみ、膨満感(お腹の張り)
・アレルギー反応

『内臓疲労』かどうかの診断材料としては
体重の増減が激しい
ヘビースモーカー
甘いものがすぐに食べたくなる
胸やけを起こしやすい
アトピー、もしくはなったことがある
冷たいもの(アイスクリームなど)が好き
アレルギーや不耐症をもつ
胃腸風邪になったことがある
飲酒するとすぐに顔が赤くなる
コーヒーやエナジードリンクなどを愛飲する
これらに心当たりがあるあなたの内臓は助けを求めているかもしれません

深刻な問題である『病性疲労』

他の4種類には当てはまらない、もしくはいずれも改善を試みたが全く成果がみられないといった場合、
その疲労は、もしかしたら「病気」によるものかもしれません

いわゆる風邪やインフルエンザなどの「消耗性疾患」だけでなく、
慢性的に疲労を引き起こす病気は存在します

『慢性疲労症候群』

疲労・微熱・筋肉痛などが主症状になる原因不明の病気

『頸肩腕症候群』

首―背中―肩―腕―指にかけて痛みや痺れを伴う、倦怠感を引き起こす病気の総称

『甲状腺機能低下症』

甲状腺が障害されることで疲労を伴わせる病気

『悪性貧血』

ビタミンB1.2不足による疲労を伴う貧血
このように、疲労を引き起こす病気は多種多様に存在するため、もしあなたがいずれかに当てはまる不安があるのなら、それに適した病院への受診をすすめます

自分の疲れの正体をつきとめる

以上にあげたように「疲労」にもさまざまな種類があり、原因があります

そして自分が襲われている「疲労」がどのタイプなのかを見極めることが、日々を闘っていく上でより効果的な対応を行うことができるようになります
ということで『疲労の倒し方その2』は、
─まず自分の疲れの正体がなんなのか突き止めて理解して、それに合う対処を的確に行うこと─
になります

それでは次章からは、その種類別の疲労を1つ1つ掘り下げていきたいと思います
それまであなたも疲れに負けたりしないでください!

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