それは”疲労”か?”疲労感”か? 

※再掲載記事


現代社会に生きる我々の中で「疲れたことなんかない」という超人は限りなくゼロに近いでしょう
残業、体力仕事、人間関係、寝不足、ストレスによる暴飲暴食、部活、付き合いのカラオケ、etc、etc、
などなど疲れを引き起こすことは様々

もちろんあなたが「疲れない人間」に変わる、なんてことはほぼ不可能です
しかし、「疲れにくい体を持つ人間」や、「疲れてもすぐに回復する人間」になることはできるかもしれません

「そんなこと言われても、もう疲れて限界なんだよ」

いや、まだまだ頑張れるはずです!
なぜなら、あなたは今まだ生きていますよね?
疲れ続けるスピードが、回復するスピードより早くなっていればとっくに過労死しています
少なくともスマホ片手にこれを読むほどの余力は残っているんです
“回復するスピード”をもっと早めたり、
“元気になるポテンシャル”をもっと高めてあげれば良い話です!

あなたはギリギリ間に合ったのかもしれないんです
ほんの少し習慣を変えたり、疲れへの向き合い方や、発散する方法を覚えれば、あなたは昨日までの “疲れやすい自分” もしくは “疲れきった自分” から抜け出せるかもしれないという事実に!

そう明日からの、疲労という強敵の倒し方を理解すれば、あなたは日々を「無双」する”バイタリティー”を持った人間になるかもしれない!

その疲れの正体を掴め!

体が疲れたと思うと、みなさんが思い浮かべるのは「たくさん働いて体を使い過ぎたからだ」「今日は出張だったから体がクタクタなんだ」と、疲労の理由を何となく”筋肉”とかを酷使したから身体が弱ってしまっているんだと人はあいまいに考えがちです

しかし言わせてもらいたい「簡単に肉体が疲れてたまるものか!」と
体というやつは毎日毎日、休まずに鍛えてるスポーツ選手やアスリートでようやく悲鳴をあげる代物です

決してあなたの職業を楽だとか、簡単だとか軽視するつもりは誓ってありませんが
1日中デスクに座っているOLさんや、歩くのは家から駅までのサラリーマンが、いくら運動不足だからといってお手軽に疲弊するほどヤワではありません

もう若くないからって?
いやいや、確かに若さというやつは素晴らしく、中年よりも”回復力”は段違いではあるが
PCやスマホなどのブルーライトや、複雑化した学校での人間関係、SNS症候群、運動不足や姿勢悪化が当たり前の世代です
むしろ体力の低下で疲労への耐性は低いし、ストレスを植え付けられる刺激が多い10代も等しく”疲労感”には襲われます

前置きが長くなりましたが、
つまり「疲労」には”たくさんの種類”があり、
そして「疲労」と「疲労感」は別物であるということです

『何事も敵を倒すには、その敵を知ること!』

大切なのは自分の疲れの原因を掴むことです
ではまず「疲労」とはなんなのか、「疲労感」とはなんなのかを解説していきましょう

「疲れている」と感じているだけ?

「疲労感」とは文字通り「疲労と感じている」主観的な”錯覚“です
楽しい時間はあっという間で、辛く苦しい時間はひどく長く感じてしまうように
嫌なことや面白さがないことには常に”精神的なストレス”がかかります
そうして生まれたそのような体感時間の違いや、気力やモチベーションの違いは脳を疲れさせて”神経”が弱ります
そうなると「私はいま疲れています」と錯覚して、全身を倦怠感が襲うのです

あなたが仲の良い友人達と旅行にいったときのことを想像しましょう
とても気のおける最高の仲間達と初めての土地にきたら、きっとあなた達は朝から晩まで休むことなく様々なことを体験して、いろいろな観光名所へ移動して、気の済むまで騒いで遊ぶことでしょう!
その運動量や消費量はかなりのものです!
しかしあなたは疲れていますか?
いや、きっと疲れを特に感じずホテルに帰ってからもまた酒と話に夢中になっているはずです
そして旅行とは家に帰るまでと言われますが、帰り道にあなたが友達と別れたその瞬間からどっと押し寄せるように疲れを感じはじめませんか?

人はそこに”やりがい”や、”快楽”を感じていれば疲れていても、その疲労を”感じない”ようになっています

逆に他人から「やれ!」と押しつけられた仕事や、面白味のない単純作業などをするときのあなたはあっという間に「あーしんどい!」と疲れを自覚してしまいます
“不快感”や”嫌悪感”を伴うことに人はひどく敏感に気力を消耗するのです

このように、感覚的に「疲れている」と感じてしまうような状態に陥ることを『疲労感』といって、
そんな「疲労感」の連続による精神的ストレスの積み重ねや、先述した運動や体力仕事による極度の肉体的ストレスにより
「思うように体が動かなくなる」や「物事を考えられなくなる」といった”意識とは無関係に”身体が反応しなくなったり、思考力が低下する”パフォーマンスの消耗”を『疲労』と呼びます

すべての疲れは”神経”に通ずる!

疲労と疲労感には神経が大きく関わります
それを起こすのは「脳」であったり「内臓」や「”肉体”や”精神”のストレス」であったりしますが、それらを”感覚”や”知覚”として”全身に伝える”のは「神経」になります!

場にあるカードの銘柄をひたすら記憶して考えるトランプゲームが「神経衰弱」と呼ばれるように、
“脳をフル回転”させることでも神経は疲労します
“神経質”と呼ばれる人が、あれこれきっちりしてないと気が済まないという、強迫観念にも似た思考に陥ることで精神的なストレスを感じても神経は疲労します
スポーツが得意な人を”運動神経が良い”と表現するように(実際には運動神経という神経はありませんが)、肉体を動かすためにも神経は使われるので、身体を酷使することでも神経は疲労します

このようにすべての”疲れ”は神経を介して運ばれるため、各部が「疲労」したときは神経も”同時に疲れている”ということです

そのため逆説的にいうと「神経を弱める」行動を起こすことは”疲労”につながるし、
「神経が弱まっている」と”疲労感”が起きやすくなります

大切にするのは「自律神経」!

そんな神経にも色々な種類があります
その中でも、疲労に対して特に整えておかないとならないのが「自律神経」になります

この「自律神経」についてはいずれ詳しく話すとして、今回はシンプルなご紹介だけしておきます
自律神経とは人間の「活動」と「休息」をより最高の状態にコントロールするための司令塔と言えるでしょう
この自律神経は大きくは2つに分けられて

①「交感神経」

活発な”活動”を司るタイプの神経で”緊張状態”や”興奮状態”を作り出します(主には日中に働いている)

・心拍数を激しくする(血流の増加 血圧の上昇)
・血管を収縮させて筋肉を固くする
・運動に伴う筋肉(骨格筋)への血液供給を増やす
・胃にある食物への吸収運動を高める
・呼吸が浅くなる
・全身へのエネルギー供給が高まる

上記のような働きをして、あなたの身体への外部刺激やストレスに対して、より活発に反応させるために働く神経です
そのため海外では”fight or flight(闘争か逃走か)”と言われることもあるようです

テンションが上がって眠気なんか1つもなくとにかく動き回りたくなるときなんかは、バリバリ交感神経が高まってると言えるでしょう

②「副交感神経」

“休息”や”回復”を司るタイプの神経で”弛緩状態”や”安息状態”を作り出します(主には夜間に働いている)

・心拍数を落ち着かせる(血流の低下 血圧の降下)
・血管を拡張させて筋肉を緩ませる
・腸にある食物への消化排出を高める
・呼吸が深くなる
・睡眠休息効果を高める

上記のような働きをして、あなたの身体への外部刺激やストレスに対して、よりリラックスさせるために働く神経です
マッサージをされて緊張がほぐれて落ち着き、心地よくまどろんでいるときなんかは、しっかりと副交感神経が高まってると言えるでしょう

自律神経はこの2大派閥で協力してあなたの身体の司令塔をしているわけですが、刺激に応じて交感神経が前にでるときは副交感神経が後ろからサポートするといったように、どちらかが”優位”となって働きます(どちらかが完全に休むことはありません)

しかしこの司令塔は「血液の運搬」「内臓の活動」「栄養の吸収」「老廃物の排泄」など、あなたが意識的にはどうしようもない部分で働いています

そのため神経が弱まったり、バイオリズムに添わない外部刺激を与えてしまうと、交感神経が前にでるタイミングで副交感神経が働いてしまうという間違いなど、
適切な神経を優位にするための”スイッチの切り替え”がミスを起こして下記のように

・血行が悪くなる
・深い睡眠がとれない
・ずっと頭がボーっとする
・食欲がでない

など、あなたの健康でいようとする気持ちとは”無関係”に身体的な生理機能に問題が起きるということです
すなわち「疲れやすい」「疲れがとれない」といった状態にあなたを追い込みます
(筆者の私も自律神経を失調して不眠症に陥ったことがあります)

他にも外が寒いと肩をすくめて震えてしまうように、外気温の影響で交感神経が高まりすぎると常に筋緊張が起こるため肩こりなどの”肉体疲労”が起こしたり、
夜に携帯の”ブルーライト”を浴びすぎると、正常に副交感神経を作動できずに睡眠が浅くなって、充分に休めないため翌朝に”疲労感”を味わうことになります
このように身体の「疲労」や「疲労感」には自律神経の正常なコントロールが大きく関わります

『疲労』と『疲労感』の見分け方

体は相当に疲労しているにも関わらず大好きな仕事や研究に没頭していて、ある日いきなり糸がプツンと切れたように過労死するなんてことは防がなければなりません

「疲労」と「疲労感」は別物といったように、
たとえ本当に疲れていたとしてもそれを感じなかったり、まだまだ大丈夫なのに気分が疲れてしまっていて体の能力を損なわせることはいくらでもあるので、
それは疲れなのか、はたまた疲れていると感じているだけなのかを自覚できることは重要なことです

疲労の簡単診断

疲労の場合は先述したように”意識”とは”無関係”に不調をきたす症状がでることです

・筋肉や関節に痛みを感じる
・思考がまとまらず頭が重い(頭痛を感じる)
・思うように体が動かない、喋れない
・常に倦怠感を感じている
・睡眠がうまくとれない
※”疲れ過ぎて逆に寝れない”といったような状態など
・胃がもたれる

など、慢性的かつ明確にあなたの活動を害する要因がある場合は体や脳、内臓などに「疲労」をきたしていることが考えられます

疲労感の簡単診断

疲労感の場合は先述したように”メンタル”的な部分が関係して”不調のように感じる”気分障害です

・憂鬱、拒否、嫌悪などマイナス感情をもったまま行動を起こすときに疲労を感じる
・「自分は疲れやすいから」「最近は運動不足だから」「昨日は忙しかったから」など、被害妄想的な意識を持っている
・苦手意識を持っている行動をするときに疲労を感じる
・疲れを感じてもすぐに回復することが多い
・疲労の原因が自分ではよくわからない

など、自己否定的な考えやマイナス感情が強い人が当てはまる要因を持つ場合は、そのストレスから一時的に起こる「疲労感」をきたしている場合があります

また花粉症や鼻炎などで鼻の通りが悪くなると頭や体に熱がこもります
発散できないでいると脳が機能低下を起こして「疲労感」を起こさせます
また外気温が”暑すぎ”たりしても同じことです

疲労の倒し方その1まとめ

「疲労」と「疲労感」に関してまとめると
・「疲労」と「疲労感」は別物
・あなたの体は簡単には疲れない
・その疲れは”気のせい”かもしれない
・「疲労感」はモチベーションやマイナス感情によって起こり得る
・「疲労」を正常に自覚していないと”過労死”の原因にもなる
・疲れの感覚には「自律神経」が大きく関わる
・疲労から抜け出すには「自律神経」を健康にすることが必要
・身体活動の障害になる「疲労」と気分障害の「疲労感」を見極めることが必要

無双するバイタリティーを造るための『疲労の倒し方その1』は、
「自らの持つ感覚が鈍っていないか」
「疲れていると感じてるだけの”疲労感”ではないか」
を確認することから始まります

「疲労」だった場合は何が原因なのか?

では「疲労」だった場合は何が原因なのか?
疲れを運んだり、感じさせたりするのは神経と言いましたが、「疲労」の根源となるものは様々です

「脳を使いすぎて起こる疲労」や「食べ過ぎによって起こる疲労」、「人間関係からくる疲労」など原因によって疲労の症状の”違い”があります
そんな「疲労の原因」となるものを探っていくことが、あなたのどうしようもないほどの疲れを撃ち倒す方法につながります!

これに関することを次回に取り上げたいと思います!
さて、ここまで読んであなたは疲れてはいませんか?
まだなんとか大丈夫そうなら、次に読み進めることができそうですね!

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