人柄を整える

(2020/12/19 過去投稿 再UP)


人柄の良さ

「キャラクター×見た目」
+
「人格×ホスピタリティー」

人柄の良さは対面型ビジネスにおいて大きなアドバンテージです

 

誰しもが、他人を見るとき、その相手のたたずまいがもつ空気感や外見、言動から、どんな人かを、過去の経験をもとに人物像を推測して「先入観」をもちます

 

第一印象は10秒あれば決まると言われるほど、あなたへの「先入観」はすぐ作られます(早ければ2~3秒とも言われる)

 

先入観というやつは、その人間の「本質」に触れる前から、先行してイメージを「錯覚」させてしまうため、善人に見られれば役得になり、悪人に見られてしまっては厄介なものになります

 

それがたとえどちらに勘違いされたイメージでも、先入観を持ち合う対面型のこの仕事では、「働きやすさ」「生きやすさ」が大きく変わります

 

そのため、相手に安心感や信頼感を与える「人柄の良さ」が、わかりやすく伝わるように調整しないとなりません

 

それには、「第一印象による人柄」と「交流していくうえで構築されていく人柄」の2つを磨かいていくことです

 

「第一印象による人柄」とは、ずばり「キャラクター」と「見た目」で決まります

 

「交流していくうえで構築されていく人柄」は、相手へのホスピタリティーを通して伝えられ、“徳”や“品”といった、自分自身が人格が備わっていることが理解されていくことで築かれます

 

先入観をつかむ「第一印象の人柄」

先入観は10秒あれば作られるわけですから、初対面の人からすれば外面=内面です

自分の中から滲み出るものを新規顧客は待ってはくれません

 

そのため「自分の美点」はすぐ伝わるものでないとダメです

 

パッと見でわかる見た目の印象と、挨拶からわかる声の印象、この視覚と聴覚を抑えていくために、髪型や服装などの身だしなみ、そして言葉の選び方やスピード感、声質などから「好印象」に感じるものへと調整していきましょう

 

美男美女であれば最高ですが、見た目とは容姿の良さだけではなく、愛想のよい笑顔をしているかや、身だしなみへの気遣い、それにダイエットを推奨する医者が太っていたら信憑性が下がるように、言動とスタイルも合わせないとなりません

 

整体業界には、あきらかに胡散臭い、嘘のような見た目の先生もいますが、それは論外として、

 

「美」を売りにするエステティシャンが清潔感に欠ける服装の汚れ・しわよれはNGです

来店して出てきたのが油っぽい汗まみれのトレーナーなら引いてしまいます

 

無愛想な表情はもちろんダメです

 

コミュニケーションは形から入って、あとから心の部分が追いついていくものです

 

例えば、顔面に刺青をいれてる人が、本当はどんなに優しい人でも「凶暴な人」という印象を持たれてしまい、ホスト風の金髪ロン毛はどんなに一途な人でも「チャラそうな人」です

 

“本来はそういう人間でなくても”、まるでそういう人間であるかのように印象づけるため、初対面の相手に1度ついたイメージは中々変えられません(定着すればほぼ不可能)

 

見た目でインパクトを与えるにも大切ですが、そのイメージを逆転させて「ギャップ」を感じてもらうのには、その相手と継続的に交流することが前提になるため、この仕事には向きません

 

「人柄の良さ」「丁寧さ」が伝わるジェントルな身だしなみと挨拶を心掛けましょう

 

そして、相手に出会って数秒だけでなく、新規顧客への「その日」の対応で伝えるものが、自分の雰囲気から醸し出される「キャラクター」です

 

キャラクターの効果

「キャラクター」とはすなわち、その人柄がわかる「持ち味」です

 

傍から見れば、めちゃくちゃ無礼な態度なのに、なぜか許してもらえている人っていますよね

あれも、自分の「憎めない」キャラクターを相手や世間に浸透させているから許されている部分があります

 

どこか憎めないキャラクターである限り、大概の失敗は許されてしまうものです(ただし、いい加減な人には重要な仕事を回してもらえません)

 

真面目に生きている人間にとって、正直そういうタイプは、不公平に感じて腹が立ちますが、当人同士には何のいさかいも起きていないなら、生きる上ではアドバンテージです

 

逆に仕事ができそうなキャラクターと思われれば思われるほど、ミスしたとき「しっかりそうに見えて残念な人」と幻滅させてしまうため、完璧主義な理想像はなかなかリスキーです

 

何事にも“ちゃんと”している「優等生キャラ」と思われている人と、いい加減だけど「愛嬌あるキャラ」と思われている人がテキトーなことをしたときは、周りの反応がまったく違うので、ちょっとしたミスを「面白い人だ」と思ってもらうか、「とんでもないやつだ」と思われるかは、普段の積み重ね以外に、キャラクター性1つにかかっています

 

この仕事でも、自分がどういうキャラかを相手に理解してもらうことで、相手が自分の話に耳を傾けてくれる真剣度や、自分の行動に対する相手の応じ方が変わっていきます

 

キャラクターを自分に合わせる

キャラクターは、現実の自分からかけ離れない範囲で、目指しがいのある理想の姿をイメージしましょう

 

明るいリーダーになりたいなら社交術を学んで立ち振る舞いを意識する

真面目で博学な先生になりたいなら専門知識の勉強する

憧れられるような肉体美になりたいならトレーニングで自分磨きをする

 

など、理想のイメージが出来上がったら、それに向かって努力するだけです

 

元SMAPの木村拓哉さんは「キムタクは何していてもキムタク」と揶揄されますが、これは恐らく本人が造り上げた「キムタク像」と、世間の「キムタク像」がまったく一緒だから起こるアイドル(偶像)の究極体です

 

イメージに見合った行動・言動を心がけていけば自然に近づいていくでしょう

 

とはいえ、本来の自分とまったく合わないキャラクターにはなろうとせず、自分の気質や素質に合わせましょう

 

「気質」とは、生まれ持っての頑固さや気弱さなどの気性や、ゲーム好き、スポーツ好き、他人から見られることが好き、話し役・聞き役、アウトドア派・インドア派などの先天的な好みといったところで、

「素質」とは、運動神経抜群や芸術的センスがあるなどの生まれついての特性や感性です

 

例えば、「明石家さんま」さんは、目立ちたがりでおしゃべりな気質があり、人を笑わせて場を盛り上げることに長けた素質がある、生粋のお笑い芸人です

 

しかし、いままで冗談を言ったこともない真面目な人間が、急に「明石家さんま」さんみたいに陽気で活発なキャラクターを目指すのは無謀です

 

反対に、根っからのお調子者も、めちゃくちゃクールでシリアスなキャラを目指すより、愛嬌のある「おとぼけキャラ」になるほうが簡単で無理もでないわけです

 

ザキヤマことアンタッチャブルの山崎さんは、かつて松本人志さんに憧れて、センスあるボケをボソッと話す“ニヒル”な立ち振る舞いをしてしまう「ダウンタウン病」にかかって、自由奔放な本来の自分に合わないキャラクターを演じて破綻したと話していました

 

理想の自分をイメージして、それに近づけることは大切です

しかし、自分のスペックをはるかに超えるようなキャラクターを目指してはいけません

 

偽物はうまくいかないどころか、本来の自分とギャップがあればあるほど、偽りの仮面に疲れて心身が病みます

 

人柄とは、言動や容姿から“あふれ出る”ものなので、本来の「気質」「素質」を活かした「等身大の自分」から理想のキャラを模索しましょう

 

キャラクターの調整をする

人柄やキャラクターは、「他者目線」で作られるものです

そのため、「相手にとって自分がどう映るか」「相手がどういう印象を持つか」を考えて調整しなければなりません

 

まず現実の自分がいまどういうキャラクターなのかを把握しましょう

 

自分で思っている見られ方と、他人から見られる印象は意外にも違いがあるため、自分が他人からどう見られているのか知る必要があります

 

ただし、「普段の自分」と「現場の自分」では印象がまた少し違いがでるので、家族や友人の意見ではなく、仲良くなった顧客に自分の「初対面のときの印象」を忖度なしで聞いてみてください

 

裏表がある自分本位なキャラクターを、過剰に良く見せすぎようとしても“痛い”だけになります(アイドルくずれやインスタグラマーくずれによくいませんか?)

 

顧客から正当な意見をもらって、自分がどう見られているかを理解したら、そのいまの自分に合わせて、良いキャラクターに調整しましょう

 

どんなキャラクターでも、良い面と悪い面の2つの側面があります

この悪い面が全面にでているようなら行動を改めて、良い面を際立たせるようにしましょうということです

 

例えば、以下のようにカテゴリで分けられるキャラクターだったとして、そのイメージとしては、

 

≪悪い面≫

「癒し系」=マイペース、鈍い

「体育会系」=上下関係にやたら厳しく、精神論に偏りがち

「沖縄人」=時間にルーズ

 

≪良い面≫

「癒し系」=穏やかで包容力がある

「体育会系」=根性があり、情熱的

「沖縄人」=おおらかで友好的

 

この場合、自分のキャラの良い面である長所をのばして、悪い面にある短所を改善することで、本来の持ち味をチューニングするだけです

そうすれば、キャラクターの良さが築かれていくでしょう

 

話が得意なら、それの伝え方や盛り上げ方を鍛える、話を聞くのが好きなら、じっくり聞いて上げることができるよう、質問や相槌の仕方を伸ばせば良くなります

 

我々の職種はただでさえ、「先生」や「コーチ」と呼ばれて厳格なイメージをもたれてしまうので、頼りがいはアピールしながらでも、くだけた印象は持ってもらったほうがいいです

 

私自身も目つきがきついからか、どうも怖い人と思われがちなので、真面目な話ばかりしていると緊張されてしまいます

そのため、よく恋愛での失敗談など自虐トークをすることで「親しみやすいキャラクター」に戻しています

 

キャラクター形成とは決して、外面の良さだけを築くものではなく、そのまま自分自身のマインド(考え方・思想)になっていき、生き方や性格に大きく影響します

 

駄目イメージのキャラクターを作り上げてしまうと、「自分にはどうせできない」と、自信が持てなくなり、“負け犬根性”が染みつくようになります

 

自分自身を錯覚させるキャラクター

相手に自分を想像させるキャラクター

 

コミュニケーションの入り口は、すべてキャラ付けで決まるのかもしれません

 

ホスピタリティーは武器

誠実であること、他者のことを本気で思いやること

これは綺麗事と言われようが、絶対的な武器になります

 

これらが足りていない事業者が経営する店舗の口コミ評価には、そういったクレームが散見されることからも、このホスピタリティ-精神がなければ、顧客と面と向かって働くための人格は育ちません

 

ホスピタリティーとは、マニュアルではなく、家族や友人、恋人を喜ばせる「サプライズ」と同じように、自分で思いついたことを行動にすることが大切です

 

相手の立場になって「どうすれば喜ぶか?」「何をされたら嫌がるか?」を考えることで、「どういう接客応対・施術案内・店内環境作り・価格システムにすれば、嬉しいか?」を追求していきましょう

 

もちろん、自分だけが損をするような経営方針もいけませんが、顧客目線で考えられた店舗は、反響だけでなく、自分の人柄まで良くなっていくはずです

 

経営方針や店構えにも人柄が表れます

空調やBGM、ちょっとした設備やサービスでも顧客のことを考えてくれているかがわかり、ホスピタリティーに差がでます

 

異性で感性の違いもあるため、男性セラピストなら仲の良い女性顧客に、女性セラピストなら男性顧客にアドバイスを求めてみてもよいでしょう(特に男性セラピストなら更衣室や化粧室のアメニティについてなど聞くと参考になるはず)

 

ホスピタリティーを養うには、「思いやり精神」であることが基本です

普段から誰かを思いやることを心掛ければ、自然に出来ることが増えていきます

 

他人を思いやるために必要なのは、相手に興味関心をもつこと、そしてお金に余裕を持つことです

 

まず関心の持ち方は、1日に何人もの顧客を相手にすることを流れ作業とせずに、1人1人の経験値に意識を向けてみてください

 

例えば私は、会社員経験はおろか、この仕事以外ほとんどしたことがないのが、ある意味でコンプレックスです(18歳からこの業界にいるので、他業務は学生時代にしたコンビニバイトくらい)

 

そのため、顧客になってくれる人達の仕事、その働き方や職種特有の問題にはとても興味が湧きます

そうしたところから会話は広がって、その仕事につく人の「本当の悩み・辛さ」が理解できて、またそれをホスピタリティーにつなげることができます

 

そして、お金に余裕を持つこととは、つまり金儲けにギラギラしないことです

人間、思うように売れていなかったり、事業が上手くいかず、貧しくなってくると、自分本位にぐいぐい予約をとろうとする営業っ気が出てきたり、いくらかでも稼いでやろうというしみったれ根性がでてしまうものです

 

生々しい話ですが、人格と心の平穏を保てるのは、承認欲求の満たされ度合や、通帳の貯金残高と、それなりに比例してきます

 

顧客の悩みを改善すれば信頼は貯まり、ある程度の承認欲求も満たされますが、お金を稼ぐのはまた別の話になります

もし、個人事業をしていくなら、ある程度は貯金を蓄えてから起業しましょう

 

性格は変えられる

キャラ=その人の持って生まれ持った性格なので変えられないと思いがちですが、生まれ持った「気質」と、「性格」は違います

 

大抵、人の性格は人間関係や環境因子などで後天的に変化していくものです

 

自分の親に影響されて育つか、反面教師にして育つか、

悪い友達とつるんで非行に走ったり、

好きな人の影響でマジメになったり、

厳しい上司にもまれて人間的に丸くなったり、

 

とにかく、性格は「何に影響されるか」や、「強烈な思い込み」、「人生観が変わるような出来事」でコロッと変わります(例えば、今回のコロナの一件で、いままで手洗いうがいなんかしていなかった人が、急にキレイ好きの潔癖症になったりする変化もあるでしょう)

 

そして、先天的な「気質」「素質」と、後天的な「性格」「経験値」が合わさったものが「人格」となっていきます

 

「経験が人を育てる」とはよく言ったもので、良い経験をすること、苦労を重ねて努力すること、人に感謝し、感謝されること、信頼されることで“徳”を積み、

 

良い仲間・環境に恵まれることで、礼儀を覚えて、品が備わり、人間性は豊かになり、性格が優しく丸くなっていき、やがて素晴らしい「人格」が育っていきます

 

生まれ持っての「人格者」がいないように、人格とは努力と環境次第でどんどん育つものです

 

人格を育てる

私が素晴らしい人格者かどうかは置いといて、「人として素晴らしくあること」を考えて生活するだけで、モラルやマナーに対しての意識は大きく変わりました

 

礼儀や言葉でもって「感謝」や「心配」を伝えること、

そしてそれを律儀にすること

 

ホスピタリティー重視で、日々の業務にあたり、人間性を磨くことを考えて経験を積んできました

 

それこそが自分を人格者へと育てる最善の道だと信じています

 

そのため大前提として、人間性はGOODに育てないとなりません

いくらキャラがよくても肝心の人格がクズではどうしようもないからです

 

あふれでるようなダメ人間さや、奥底の性格の悪さ、クライアントを性的な目でみるような変態性があるようでは、それが自然と態度に現れて、人を下にみるような発言、触る手から伝わる怪しさ、語気の荒さにつながってバレてしまうでしょう

 

芸能人で不倫報道がでた途端「あんなに爽やかな人が・・・」みたいに思われるのは、爽やかな人柄で売り出していた分、本質のクズさとの反動が大きいからです

 

優しいキャラクターでいたいなら、人には優しく尽くしましょう

もし店員に横柄でいるところを目撃されれば、イメージは急転直下で悪くなります

 

人格を育てていけばいくほど、キャラクターの味が深まります

 

最後に

例えば、美味しいと評判の味にこだわっている職人肌のラーメン屋が2軒あり、

 

お客さんに気持ちよく食べてもらえるよう細かく気が配られた店内と、明るく声かけしてくれる店主やスタッフが居心地の良さを提供しているラーメン屋と、

 

「座れっ!」という感じの無愛想な店主が、“私語禁止”の店内で無言で食べないといけないみたいな職人気質がいきすぎたような頑固なラーメン屋であれば、

 

そういった店を好きな層もいるだろうけれども、同じ味なら前者の方が通いたくなるのは明らかです

それに、家族でも行きやすいし、知り合いにも薦めやすい

 

こういったコミュニケーションやイメージ戦略が、専門技術に特化した人ほど弱いです

 

提案とは、何も口先や小手先の技術だけで伝えるものではありません

雰囲気や店構えなどから居心地の良さや、にじみ出る人柄が伝わることが重要です

 

関連記事

ページ上部へ戻る