バランス感覚を取り戻そう

※再掲載記事

『ボディバランス』

広い意味で使用される言葉ではありますが、大きく分けると
①形状としてバランスが整った身体
②動きの中でバランスをとれる身体
といった意味で使うと思います

もちろん相互関係ありありで、
そもそも体軸がまっすぐで、筋骨格形状がバランスの良い体は、抜群の安定感を生み出すポテンシャルに恵まれてます

これは正しい筋肥大を養うトレーニングと、筋骨格を偏りないようイーブンアウト(対称)させるコンディショニングにより造り出されます

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筋肥大というと、ボディービルダーのようなマッチョそのものに筋肉を太らすイメージがあるのか、女性などから敬遠されがちですが、ほどよい筋肉を綺麗に骨格に乗せるといった筋肉の形状や強度をニーズと個性に合うよう育てていくといった筋育成と考えましょう
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そしていわゆるバランス感覚となる平衡感覚や前底感覚といった感覚を統合することが動きのバランスの良さを作りだします

そしてこれにも健全な肉体は不可欠で、脳にバランス感をフィードバックする70%は筋肉や腱に備えられている固有受容器です

・筋紡垂→筋肉が伸びすぎると収縮しろと脳にフィードバックして身体をギュっと縮める!細かい動きを司る筋肉に多く存在している

・腱紡垂(ゴルジ腱器官)→筋肉が縮みすぎると伸長しろと脳にフィードバックして筋腱をスッと緩める!

他にもパチニ小体やルフィニ終末など


残り30%のフィードバックは視覚で平行を意識、判断すること(眼筋や動体視力を鍛えることでカバー)、平行を測定する三半規管、触覚を介して頭で平行をイメージすることなどです

そしてこの固有受容器の中でも特に重要なセンサーが足の裏(足底)にあります
まずダイレクトに地面に触れ平行を意識させる部位でもあるため、自然に立っているとき体重がどちらに傾いているか、運動時に身体はどのように地面に力をかけているかなどを察知します

そして足の裏だけでなく足の指を考えた通り自在に動かせたり、物を摘まんだりできる指の可動域や力も重要なファクターになります

これらを鍛えるなら立った姿勢で、自分の体重や重心を感知しながら新聞紙やタオルを指で掴んだり、足の裏のアーチ部分を中心にマッサージして柔軟性を養うことが大事になります

さらに何より大切なのは筋膜や筋肉は”通常”の状態に形が変わるたび戻していくことが重要です
ハードワークを重ねると筋肉は収縮して、それにより筋膜も張力を帯びます

縮んだ筋肉は身体を折り曲げたり、偏らすギチギチに張ったスプリングとなり、固まった筋膜はそのあらぬ状態を固定するように全身を覆うギプスになります

形としてより自然で、骨格や体軸の位置を前後左右に保っておけなくなってしまうと感覚が偏ったまま身体を鍛えてしまい、結果として見た目としては左右どちらかだけ発達していたり、頭や肩の位置が以上に傾いていたりします
スポーツ動作も自分でイメージした動きとは歪んだものになります

これを改善するには、もちろんプロの施術家に頼るのが手っ取り早いですが、もしあなたがストレッチの知識があるのなら自分自身で、身体のどこが緊張しているかを探知して、縮んだ箇所をどう伸ばせばいいかを感覚として理解してセルフでコンディショニングするのが1番ベストです

そもそもトレーニングはまずどれだけ感覚を取り戻し、鋭敏にしていくかが重要です

それは睡眠不足、栄養不足、心神喪失、などの脳や精神の疲労状態や、スポーツや筋トレのオーバーワークによる身体疲労とそれにより起こる各部の固縮や偏りにより、鈍くなり歪みが起きてきます

感覚にも様々ありますが、特に脳と腸はすべての感覚を伝達する神経が集まる箇所なので健康に保つことが必要

そして皮膚感覚や五感は健全であればあるほど、神経機能が高まれば高まるほど機能を発揮します

そして固有受容器なども健康性を作った上で、何度も感覚を脳にフィードバックさせていくことで鍛えていくことができます

例えば室内か芝生の上などで簡単な運動を裸足で行い、よりセンシティブに自身の体重や重心を感じとり、脳の中で自分の身体の状態をよりイメージすることから始めてもいいですね

こうした本来、人間に備わっていたはずの感覚をどんどん取り戻して磨いていくことでバランス感覚だけでなく、”自分の身体がいまどうなっているのか”というボディイメージの能力も開花していきます

それができれば日常生活でもスポーツでも、自身の動きがより効率的になります

そうしていくうちに自身の肉体のどこをどの位、どう鍛えればいいか、どこが故障になりかけているかもわかるようになります

自分の感覚をフルに発揮して、身体からの信号を探知して、より最適な行動がとれる「身体との会話力」を鍛えていくことがすべての始まりになります

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