『スキルファースト』の理念とは?

(2020/12/19 過去投稿 再UP)

“スキルファースト”とはどういう理念か?

「スキルファースト」とは、良いものを造ることばかりを追求する職人のように、自分のノウハウで圧倒的な効果・顧客満足度を追求する「技能向上を第一に考える結果至上主義」のことです

反対に、どうやったら儲けられるか?を先に考えて、集客やブランディング手法、システマティックな経営法、人脈づくりなどにばかり傾倒して、技量を疎かにする“商業追求主義”を「ビジネスファースト」となります

 

優秀なスキルとは?

健康・美容業界で生きる職人のスキルとは以下を揃えている技能サービスのことです

☑顧客に説明できる自分なりの理論/知識がある

☑「手技ノウハウ」や「運動/美容メソッド」を扱える技量がある

☑それらを顧客に伝えて、信頼を得る提案力がある

 

「手技ノウハウ」や「運動/美容メソッド」は、自分自身でも体現済みの、目に見える、肌で感じる、体の動きでわかる、心から癒されたといった、改善・好変化・効果が実証できるものです

 

「提案力」とは、カウンセリング・指導力・会話力・説明力・意思伝達力などコミュニケーションによって、クライアントを正しく導き、施術や運動をポジティブに楽しんでもらう能力の総称として表しています

 

実力とは、理論×技術×提案のスキルを磨き、そこに「人間的魅力」を加えていくことで伸ばされます

スキルを際立たせるのは人間性です

信頼ある人間により施術・指導だからこそ安心して受けてもらえるし、提案に信用性がでるので継続してもらって効果を出しやすいからです

 

顧客は「店」ではなく「人」を、「技術単体」ではなく「効果を出す人」を探しているのです

 

スキルファーストでいるために

施術効果と顧客満足度を第一に考えること

向上心・向学心を絶やさない

 

「スキルファースト」はこれらを前提に、実力をつけるために日々努力する者がもつ理念です

 

そんな人間は、刷新される情報をもとに“自分なりの理論”を構築し続けることをしているはずです

何がどういう風に効果を出しているのかという、自分の理論を説明できないまま、言われたマニュアルをただただ実践しているだけなら大量生産されたコピー製品になってしまいます

そんな自分なりに信じる理論は、どんなものでも構いません(たまに、とんでもない理論はあるけれど)

 

人体はまだまだ理解が及ばない可能性を秘めているため、教科書やエビデンスに忠実になりすぎず、柔軟な発想が必要です

(例えば、頭蓋骨は動くのか動かないのかなど、何を信じているかは個々の自由です)

 

そして、経験を積み続けたことによる閃きや勘といったものがインスピレーションとなり、また技術力向上につながります

 

人体に関する情報は日々更新され続けています

止まっていると、あっという間に古くなるため、経験値を上げながら腕は磨き続けなければいけません

ただし実力とは、知識量や資格・肩書きとは分けて考えます

 

資格・肩書きが大層であっても、顧客が望む効果を出せるかは別であり、

どれだけ知識があろうと、効果を実現できていないなら頭でっかちの実力不足で終わります

 

反対に、適正次第では実力がつくスピードに年齢や性別は関係ありません

手技・施術には、ある程度のセンスやポテンシャルが必要であり適正があります

提案力・指導法にも、場数による’慣れ’とコミュニケーション能力の高さ、場の空気作りのうまさ、キャラ立ちなどが関わります

すべて一朝一夕ではつかないまでも、技術はできる人には備わるものです

 

そしてスキルを磨くことに実践は欠かせません

たくさん勉強して予習を繰り返すことも大切です

しかし結局、体験することに勝るものはありません

 

教科書や学校で習ったことだけ優秀にできる「ブックスマート」よりも、

実践経験から磨き上げた才覚を発揮する「ストリートスマート」になろう

どれだけ専門書籍を読み漁っても、実際に人の身体に触れることのほうが学びは多いです

 

知識だけにこだわるなら「研究者」や「評論家」です

実践がともなってこそスキルファーストの職人です

どんどん経験を積むことで自分の人間性、そして人生も大きく変わっていきます

 

リスクについて

スキルファーストでいる注意点として、”良いものが売れるとは限らない”ということです

世の中は不公平なもので、効果を本当に追求すればするほど収入にはつなげにくくなります

 

むしろ「達人ほど貧乏」と揶揄されるように、技ばかりに傾倒し過ぎるのも危険です

職人気質とは、悪く言えば不器用で、そのこだわりやプロ意識のせいでうまくビジネスを回せず、効率や利益を後回しにして、経営が大雑把なことが多くあります

 

技術=稼ぐ力ではなく、技術×商売=利益です

ある程度はビジネスにも明るくないとなりません

 

効果を実証するために磨いた専門技術は言うなれば商品

それを売るために、マーケティングやセールスを学ぶことはとても重要です

達人ほどそういったことに無頓着で「良い商品を売る力」がないからです

 

そういった手法は、使う人間に実力がなければ途端に胡散臭くなりますが、本当にスキルがあって経験と実績が積まれている人間にとっては、その実力を求める人たちに届ける1つのツールになるからです

 

正当な評価を得ることで、もっと多くの人を助けることもできるはずです

 

ビジネスに逃げない

ただし、その商品力を二の次にして集客・ブランド・人脈ばかりに目を向けてしまうと、それは不満だけが残る詐欺行為になります

 

顧客に中身のない粗末な商品を大量に売りつける行為が集客となり、

大した効果を出せない商品を凄いと錯覚させるのがブランディングになり、

似たような商売を持ちかける人間とつるむことが人脈づくりとなります

 

実力のない人間のする「効果がある風」を装う手法は、技術ではなく詐術です

※「良くなった気分」にさせれば、ある程度の顧客は満足してくれるかもしれない

しかし、そんな中途半端を職人を志すなら許せないはず

 

それでも消費者には優れた人間と思われるだろうし、ビジネス上手なところを部下に尊敬されるかもしれません

 

しかし、我々は顧客と顔を合わせる仕事をしています

そんなフェイクをし続けることは、いずれその顔を曇らせることになります

それでも気持ちよく仕事をできますか?

 

顧客に満足してもらうことで、我々も満足する

そうして自分の技術・接客応対を認められることのほうが圧倒的にノンストレスです

 

仕事である限り、お金を稼ぐことは重要です

しかしそれは、質の高い商品を提供した結果としてついてくるものにしたいです

つまり、効果への対価・満足度への報酬として、あくまで「win-win」でなければなりません

 

自分が儲けるためだけを考えているのではなく、技術を売る職人の王道、施術効果+顧客満足度を高めて、信頼・安心・納得してもらうことを1番に考えて、これらのスキルを磨いた結果としてついてくるのがベスト

 

素晴らしいスキルを持つ達人は、大儲けはできないとしても一定数には必ず支持され、安定した収入は得ることができるのが1人ビジネスにとっての強みになります

 

そのため私から薦めるのは、若いうちの何年かは技術だけに没頭して、身体に触れたり診たりすることで、ある程度どうすれば良いか予測がつくまで施術・指導感覚を磨くこと、

ビジネスのことを考えるのはそれからでいいと思います

儲けようとするより磨いた技術をどう活かすか、どう人に役立てるかの考えで働くほうが価値があります

 

ビジネスにどう利用するかという経営目線の先見性をもって、ある程度は集客知識を学ぶことも大切ですが、

手元に大した技術がないのにも関わらず、ビジネスのことばかり考えても、それは詐欺の方法を考えてることと同じではないでしょうか?

 

私も金儲けにばかり走って安易に稼げる方法に逃げるような人とは一緒に働きたくありません

 

手に職をつけるとは、自分の「手」でクライアントを満足させることです

 

学び続け、実践し続け、技術の検証と効果の実証を繰り返していくことで、

やがて「一流」「本物」「凄腕」と呼ばれる存在になるでしょう

 

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